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【共催報告】神戸市認知症フォーラム

関西健康・医療創生会議は、神戸市とG7神戸保健大臣会合推進協議会との共催で、「神戸市認知症フォーラム」を以下のとおり開催しました。これは、2016年9月11・12日に開催される「G7神戸保険大臣会合」の「開催50日前フォーラム」と位置づけられています。

関西健康・医療創生会議からは、井村裕夫議長ならびに第4分科会(認知症への対策)の前田潔会長、田中稔久副会長、松下正明アドバイザーが参加しました。認知症に対する一般市民のみなさんの関心の高さを反映するかのように、当日は、想定を大きく超える数のみなさんにご来場いただきました。

テーマ
「認知症と共生する社会に向けて」
日時
2016年7月23日(土)13:30~17:00
場所
神戸市医師会館4階大ホール
主催
認知症フォーラム実行委員会
(関西健康・医療創生会議、神戸市、エーザイ(株)、第一三共(株)、日本イーライリリー(株))
共催
関西健康・医療創生会議、神戸市、G7神戸保険大臣会合推進協議会
協力
エーザイ(株)、第一三共(株)、日本イーライリリー(株)
後援
神戸市医師会、兵庫県医師会、神戸商工会議所、日本老年精神医学会、日本認知症学会
会場のようす
想定を大きく超える参加者のご来場をうけ、モニター中継でつなぐ第二会場を急遽準備するなど、盛況を呈しました
内容

開会の挨拶

井村裕夫(関西健康・医療創生会議議長)

【要旨】2025年には認知症の患者数が600~800万人になると推計されている。この課題に対して、関西健康・医療創生会議は、認知症対策の分科会を立ち上げ、医療関係者だけではなく、自治体、企業、一般の方がたと力を合わせて認知症の予防と治療に取り組みたい。

久元喜造(神戸市長)

基調講演

松下正明(東京大学名誉教授)

「認知症とともに生きる」


【要旨】認知症の半数以上を占めるアルツハイマー病は、加齢とともにだれにでも起こる脳の老化現象であることを、社会全体が理解し、予防と治療に取り組むことが大切。




田中稔久(大阪大学医学系研究科准教授)

「認知症対策における産学官連携への期待――新たな治療法開発の現状」


【要旨】新薬を開発する製薬企業と、バイオマーカーなどを研究する大学とを連携させることが認知症対策における関西健康・医療創生会議の役割。




パネルディスカッション「認知症の人の支援――産学官地の連携」

座長
前田 潔(関西健康・医療創生会議第4分科会長、神戸大学名誉教授)
パネリスト
藤本利夫(日本イーライリリー株式会社 研究開発本部担当 副社長)
久字米健市(くじめ内科 院長 認知症サポート医)
伊藤米美(認定NPO法人認知症予防ネット神戸 理事長)
石原直美(有馬あんしんすこやかセンター 認知症地域支援推進員)
左から石原直美氏
伊藤米美氏
久次米健市氏
藤本利夫氏
前田 潔座長

【要旨】パネリストのそれぞれの立場(製薬企業、サポート医、地域で活動するNPO、地域包括支援センター)から、認知症介護・医療の現状と課題の報告があった。座長の前田潔氏は、「認知症は他人のことではなく自分の問題だ」という心がまえが大切であること、高齢者すべてにやさしいまちづくりの必要性を強調し、それには産官学地の連携が不可欠であることをあらためて指摘した。

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